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The motion & The moment? ?#カリブの楽園

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時間が止まった世界?

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中南米。カリブ海に浮かぶ国、キューバ。

半世紀ほど前に、チェ・ゲバラやフィデル・カストロらが成し遂げた革命以降、国際社会の波にもまれ波乱の道を辿った。

それが功を奏してか、いまもなお半世紀前の世界がここには残っている。

まさに「時間が止まった様な」という言葉で形容するに相応しい世界がそこにはあった。

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首都ハバナ

 

20156月、キューバに旅に出た。

3週間の旅程で、キューバのいくつかの都市を廻る計画だった。

キューバの首都ハバナに降り立ったのは、午後10時過ぎだった。

ホセ・マルティ国際空港は、薄暗くて、蒸し暑く、到着後にゆっくり一息つける様な雰囲気はない。

適当に両替を済ませると、間髪入れずにタクシドラーバーが営業に押しかけてくる。

空港からハバナの市街地までは距離があるため、タクシーで移動するのが一般的だった。

早速、交渉だ。

うろ覚えのスペイン語を駆使し、「ここの住所だ」「いくらだ?」「いや、25は高い」「15だ!」。。。

こんなやりとりを何度かするうちに、希望通りの値段で行ってくれるドラーバーを見つけた。

万年、物資不足に嘆くキューバの街並みはやはり真っ暗だ。

オレンジ色の街灯が力なく、ぼんやりと道路を照らすのみだ。

窓の外を眺めると、50年代やら60年代のビンテージカーが、ゴリゴリと音をたてながら、当たり前の様に走り抜けて行った。

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そして、たまに見えるプロパガンダの画。

社会主義の国によく見るそれは、ここキューバにおいてはフィデルやゲバラが、力強いスローガンと共に描かれている。

キューバに来たんだ。

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予約していたゲストハウスに到着すると、テラスでは欧米人のバックパッカーが既に酒盛りをして、何やら熱い議論を繰り広げていた。

一通り自己紹介を交わし、キューバのビールを喉に流し込む。

ほっと一息。

夜空を仰ぐと、意外にも星が綺麗に見えた。

ギラギラとした繁華街がないキューバの夜空は、小さな星も綺麗に見えた。

早すぎる欧米人の英語は全く理解できず、彼らの議論は上の空。

これからの旅程をぼんやりと考えていた。

議論もひと段落した欧米人一行は、どうやらクラブへ繰り出すらしい。

この辺りで有名な大きいクラブがあるとのことで、イングランド人のノエルという青年が一緒に行かないかと誘ってくれた。

イングランド、ジャマイカ、ドイツ、日本。

多国籍軍は、夜のハバナの街へと消えていった。。

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続く。

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タグ
カリブ, キューバ, バックパッカー, 写真,