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By Hiroyuki Toyokawa on 2016.03.12

The motion & The moment #高地が生んだデストロイヤー。

南米はボリビア。

ウユニの絶景は、言葉にならないほどのエナジィを感じた。

ウユニ塩原に夕陽が沈む一連の躍動は、地球の鼓動を感じているようだった。

 

時として脅威ともなる自然。

一度、牙を剥けば人間の力など到底及ばない。

自然に生かされている。

 

そう、率直に感じた。

 

 

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<高地が生んだデストロイヤー>

 

ボリビアという国は、日本から行こうと思うとかなり遠い国だ。

ウユニ塩湖はなかり有名なのだが、それ以外にもアクティビティはかなりある。

その中でも、有名なものの一つは”おばちゃんプロレス”だと思う。

民族衣装を着た女性(チョリータ)が、勧善懲悪の興行を繰り広げる微笑ましいプロレス。

 

 

 

ラパスの市街地からバスで向かったのは、盆地の底部が見渡せるくらいの標高にある会場だ。

そこまで大きくない体育館のような開場で、熱き戦いが繰り広げられる。

 

 

 

 

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派手な音楽と共にレスラーが登場した。

フリフリのスカートに、三つ編みを施した長髪の黒髪。そしてフェルトのハット。

愛嬌たっぷりのチョリーターだ。

 

 

 

 

 

開場の拍手と歓声をかっさらい、リングへと上がった。

リングに上がり、観客を煽ったチョリータは、デストロイヤーへと変貌を遂げた。

富士山と同等の高地で育まれた強靭な肺活量。

丸々としたボディラインは、今日の試合の為に完全に仕上がっている様子だ。

彼女こそ、高地が生んだデストロイヤーだ。

名前は。。。

覚えていない。

 

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善役と悪役に分かれたレスラー。

ゴングが鳴ると、悪役はなりふり構わず攻撃を仕掛ける。

武器を使って攻撃したり、自分のスカートの中に敵の頭を埋めさせたり、

レフェリーに攻撃を仕掛けたり。

なんだか知らないうちに、観光客の欧米人もリングで攻撃されてたり。。

まさにカオス。

 

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混沌とした熱き戦いは、激しさを増す。

リング内にペットボトルが投げ込まれ、レフェリーには毒霧が吹き掛けられる。

観客席からは一様にブーイングの声だ。

やりたい放題の悪役に、憤慨していたのは大人だけではない。

覆面を被ったキッズも、しっかりブーイングをしていた。

 

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収拾のつかない試合模様に業を煮やしたキッズは、フェンスに乗り出した。

覆面を脱ぎ捨て、鬼の形相で中指を突き立てリングに向かって吠えた。

 

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「お前の母ちゃんデベソ!」

 

 

 

と、言ったかどうかは定かではないが、

未来のデストロイヤーはこうやって育っていくのだと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

<アンデスに抱かれる街>

 

熱き戦いを見届け、会場を出た。

目の前に広がっていたのはラパスの夜景。

アンデスに抱かれたラパスの街。

家々に灯る黄色い光が暖かく感じた。

 

 

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南米大陸では、自然を間近に感じるケースが非常に多い。

自然の中で生かされている。

高台から望むラパスの街も、

アンデス山脈から放たれる静かなるエナジィに包まれていた。

 

 

続く。

 

豊川 裕之

東京写真学園卒。 写真を撮りながら7ヶ月で25カ国を周り世界一周。 ふとした瞬間や仕草、バランスなど、自分自身の感覚で切り取れるツールが自分にとっての写真であり、魅力だと感じます。 現在はフリーアシスタント・フリーカメラマンとして活動。

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