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By Naho Inoue on 2016.01.10

うつくしきふつう =屋久島、もののけの森=

新年あけましておめでとうございます。

 

なんとも柔らかい響き。今年は数年ぶりに戻れた地元で、しっかりとおじぎをしながら交わすことが出来、日本の正月の奥ゆかしさ、温かさとありがたさを身に沁みて感じた。

 

nature

 

そんな新年一発目の記事には、以前からこの場所を選ぼうと決めていた。

 

屋久島

 

welcome to the forest

 

日本が世界に誇る名作アニメのあまりにも有名な舞台であるその島は、ひとでなく、森が、自然が主役としてひっそりとどっしりと生きていた。

 

 

”月に35日雨が降る”

 

こう呼ばれるこの島に飛行機とバス、フェリーを乗り継ぎようやくたどり着いたときは、期待を裏切らない見事な雨っぷり。ブラジルからはるばるやってきた友人との再会も、湿気の入り混じったものになってしまう。

 

 

−その女性は、ガジュマルの樹の精霊のような、小麦色で小柄な、瞳のキレイなよく笑う人だった。

普段はツアーだとか、ガイドさんにご縁がないが、そのあまりにも豊かな緑と森と対話できる人を求めていた。欠かせないと思った。いまいちネットではわからないまま、民宿のおじさんが紹介してくれた女性。

 

小料理屋で前日確認の電話をかけていると、向かいの席にいたのだ。

さらに彼女は私の友人とおなじブラジルで育っていた。

 

偶然か、はたまた運命か。大袈裟かもしれないが、屋久島にはそれを素直に受け入れられるようなエナジィに満ちているのだ。

 

 

翌朝、驚くように雨は上がり、碧い朝が完全に目覚める前に森へ向かう。

 

一礼をして山へ入ると、息苦しくなるほどの緑の香り。

久しぶりに晴れたという森を、たっぷり含んだ雨が、最上級の雫となって潤している。

 

forest

 

その滑らかで品のある苔は柔らかく、

まだ泥化している土には、ついさっきまでいただろう元祖ヤックルたちの存在感。

あまりにも艶やかで鮮やかなその空間で深呼吸をしてみると、鳥肌とともに頭のてっぺんからつま先まで、グワァーっと空気が総入れ替わりするような感覚を確かに感じた。

すっかり体力を奪われる中のエナジーチャージは、しっとりと湿った幹に抱き付くこと。

山頂から360度のぬけるような景色は5分後にはすぐ先も見えない雲海となり、一刻一刻の”イマ”を感じさせられた。

 

mononoke

 

あっという間の最終日、宿のおじさんが”オススメの場所”へ連れて行ってくれた。

 

ここで起きたことはひみつ。

ただ、鳥居でおじぎをし、瞑想をはじめた瞬間のあの陽のあたる急な豪雨と、なにがおきたかだけは、忘れられない。

 

聳

 

ひとつだけアドバイスができるなら、屋久島で散策をするなら、梅のおにぎりが最高のごちそうになるよ、ということだ。

Naho Inoue

旅するフォトグラファー。まばたきするように、日常に溢れている多彩な世界の表情を切り取る。自身の18年に渡る音楽経験を活かし、28beautyのうちのひとり、山崎千裕とその音楽を、呼応するように撮る。

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