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By Takehiko TSUBAKINO/FISH NUDIST on 2015.07.04

世界から見た刺身 =Fish Nude #19=

外国の方にサーモンはアットーテキな人気がありますよね。タイなどには、どうやらサーモンshopがあるようです。刺身の宅配ですけど、サーモンオンリーです。よく飽きないですね、私はサーモンの柄がイマイチ苦手ですが。

 

そもそもの流通力があるのと、スモークサーモンという前例があるからかな〜とか、勝手に思っていますが、鯛やヒラメが人気出るのってあまり想像できないです。味が淡白でパンチがないですし。色が地味すぎて料理映えしないですし。

 

ところで魚じゃないですけど寒天とか、日本人って、白く透明感のあるものを神格化してるんじゃないか、とおもえてきます。純白の○○とか。神社の飾りとかですね。和紙の質感、天女の衣。

 

 

〈ヒラメの薄造りは、天女の衣♡〉

 

Photo Credit: Takehiko Tsubakino

Photo Credit: Takehiko Tsubakino

 

で、外国のお寿司といえば、巻き寿司を揚げたり、カキフライ乗せたり、フルーツ乗せたりしてて、とにかくご飯の上に何か乗ってれば寿司です。ナマであることは、やっぱりあまり多数の人には馴染まないのかな、とも感じております。

 

というのもイスタンブールの魚屋、イスタンブールではエーゲ海や黒海、ボスポラス海峡など海にとても面してますので、結構いい魚が売ってるんですが、その魚屋で、黒鯛を買ったんですね。店主は、からかうつもりで、「日本人だからこれも生で食べちゃったりしてね〜」と言ったのですが私が「そうだよ刺身だよ」と言ったらomgまじかよ…と蒼白になってました。あなたもスモークサーモン食べるでしょ?似たようなもんですよ、と言ったら、いやいや、あれは調理されてるじゃないかと。君のは、生じゃないか、と。そこは分かりあえなかったですね笑。生魚の肉って、とても奇異なものとして見られてるのが面白かったです。たぶん、肉を何にも触れないで取り出す、というのが先ず分からなくて、ヌメヌメの魚の皮を舐めてる感じなんだろうなと思います。

 

私はそんなとき、なんでこの魚の旨さが分からないんだよ、と腹が立ったりしません、私だって魚の味にあまり興味がなくて、見た目ばかりですから。分かりにくい鯛やヒラメの味を分かってほしいというよりは、見た目の色っぽさを感じてほしいんだから、実は外国の人には丁度いいんでは、と思っています。 

 

ただ、自分以外の人が、刺身を食べて、美味しい!と言ってる姿は好きですよ。

 

<つづく>

椿野武彦/FISH NUDIST

書道家として日本語・中国語の書を修めた後、トルコへ2年間のカリグラフィー留学へと向かう。現地では、アラビア語の書を学ぶ日本人として注目を集めたが、留学期間終了に伴い日本へ帰国。 現在は、魚への愛が高じ、写真家としての活動も活発に行なっている。彼の撮るSASHIMIは、既に欧米のメディアを通じて世界へ発信されているが、当メディアでは、彼の作品だけではなく、「魚の最も美しい姿を撮っていきたい」という彼の想い、"魚のエロ本 Fish Nude"と独特の世界観、表現で語られる世界をお楽しみいただきたい。 (編集による紹介)

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