The motion & The moment. #ハバナ、朝活のススメ。
ArtBy Hiroyuki Toyokawa on
<早朝散歩のススメ>
人気の観光地も、人気のストリートも、人気のいない早朝に散策に出かければ、
日中とは違った雰囲気を醸し出す。
地元の人たちのリアルな生活感が垣間見える。
早朝散歩は、そんな素敵な瞬間がちりばめられている。
<猫だって朝活>
バスが行き交う大きな道路で、車の往来を眺めていた。
朝からせわしなく、古めかしい車がゴリゴリと音を立てながら、
通勤ラッシュを演出している。
歩道に設置されたゴミ箱では、野良猫が朝ごはんの調達に精を出していた。
やはり猫の世界でも、朝は重要な時間帯のようだ。
大きなバスに乗り込む通勤客も一般的だが、タクシーに相乗りをして通勤するのもまた一般的な手段のようだ。
定員が5人くらいの乗用車には、大きな体のご婦人や、ひょろっとした壮年男性、ギャングのような厳つい顔したお兄さんも、
スペースを譲り合いながら乗車するのもまた日常の光景だ。
大通りでは、ヒッチハイクのように手を掲げ、止まったタクシーに行き先を確認する光景をたくさん見た。
海沿いを歩けば、今度は人間が食料の調達に勤しんでおられました。
カリブ海を望むマレコン通りを歩いていると、
海岸で釣りをしている人を見かけた。
ハバナ旧市街の町並み。エメラルドのカリブ海に、釣り糸を垂らす釣り人。
こんな光景が、いつまでも残っていたらいいな。。
マレコン通り近くの路地を歩いていると、大きな魚をもった男性を見掛けた。
市場で買ってきたのか、釣り上げたものなのかは定かではないが、
おじさんに声をかけて写真を撮らせてもらった。
地元の人のエナジィは、朝の静かなハバナの街によく映える。
肉屋のような建物の中では、豚がさばかれていた。
入り口から様子を伺おうと覗いていたら、お店の人が「入りなよ!」とジェスチャーしてくれた。
肩に立派なタトゥーの入ったイケメンのお兄さんは、手慣れた様子で豚を綺麗にさばいていた。
窓から差し込む朝日が、部屋の中を優しく照らしていた。
旧市街の路地を歩いてみると、建物と建物の間から差し込む陽の光が、
路地全体をやさしく照らしていた。
車が舞い上げる砂埃が、朝日に照らされてキラキラしていた。