The motion & The moment. #ボリビア・ウユニへの道
ArtBy Hiroyuki Toyokawa on
<登山=街散策>
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世界一標高の高い首都、ボリビアはラパス。
その標高は3600m。
日本一高い富士山と同等の高さに位置する首都だ。
アンデス山脈の盆地にできた土地のため、四方は坂に囲まれている。
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”スクレ”という憲法的に定められた首都があるが、
実質上、首都として機能しているのは、ここラパスになる。
政治・経済の中枢が集まっており、人・モノ・金の流れも盛んだ。
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移動する度に坂の登り下りがあり、3600mという環境のため、
心臓への負担が高い。
?普段の生活では、息の切れることのない運動量でも、すぐに息が切れるのがよく分かる。
さらには、軽い高山病のせいで地味な頭痛が続いていた。
心拍数の上がった心臓のリズムに合わせて、地味な痛みが脳にズンズンと響いていた。
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<先住民族インディヘナ>
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ボリビアでは、インディヘナという先住民族をよく見かけた。
柄のワンピースに、サイケデリックな柄の荷物を背負い込み、
フェルトなどの背の高い帽子を被るのが定番の出で立ちだ。
先史をたどれば、大昔に南米大陸に渡り歩いてきたモンゴロイドが起源だとか。
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首都ラパスでも、大きな荷物に仕込んだ果物や衣料などの商品を広げ、
道端で露店営業をしていた。
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<ウユニ塩源の玄関街>
ウユニ塩湖に向かうには、幾つかの交通手段があるらしいが、
バスで向かうのが一般的だ。
長距離バスに乗って、玄関街のウユニに向かう。
ウユニの街には、たくさんの観光客が集まる。
日本人・韓国人の旅人の姿が特に目立った。
TVの影響で、日本人や韓国人には人気のスポットの様だ。
たいして大きくもない街だから、フラフラっと歩いて
なんとなく街の様子を伺い知れるくらいの規模だ。
のどかな雰囲気に、インディヘナのサイケデリックな柄がキッチュで可愛い。
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?南米の中でも最貧国のボリビアだが、
携帯電話はわりと普及していた。
ウユニの街をふらっと歩いていると、大きな体をしたおばちゃんが
小さな携帯を片手になにやらカタカタとやっていた。
西日に照らされたおばちゃんの姿が凛々しく見えた。
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ウユニの街の散策はそこそこに、
いよいよ世界有数の絶景「ウユニ塩源」に向かおう。
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続く。
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