The motion & The moment. #市場の人たち
ArtBy Hiroyuki Toyokawa on
市場で働く人々
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市場。
海外に行くと必ず行く場所。
そこの場所に住んでいる人の生活に直結する場所。
そこに行けば、どんなものを食べているのか、ある程度の食文化を伺い知ることができる。
そして、市場は大抵のところ活気で溢れている。
バングラデシュの市場も例外なく活気にあふれていた。
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港町のクルナという土地の市場では、海が近いためか魚介類が豊富に売られていた。
小さな電球で照らされた薄暗くて、生臭いその構内では、
たくさんの商人がひしめき合っていた。
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精肉販売エリアの商人は、仕事そっちのけでカードゲームに興じていた。
客の目も気にすることなく、声を荒げ白熱状態だった。
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鶏を売る恰幅のいいオヤジ。
シャツのボタンが今にも弾けそうだ。
左手に持つのは札束。
とても人間らしい一瞬を切り取れたと思う。
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バングラデシュの人は、写真を撮ってもらうのが大好きだ。
カメラを見るなり、「撮ってくれ!」とジェスチャーをして、
適当な背景や小道具を見つけポーズを決める。
そして、カメラの液晶画面を覗き込みとても満足げだ。
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人懐こくて、エネルギッシュで、スレてなくて、本当に良い国だった。
観光資源も特になくて、不便な国だったけど、何故だろう。
とても印象的だったのは。。
こんな人たちで構成された国は、見るからに魅力的だと思う。
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続く。。